書籍、DVD買い取りで本人確認=万引き対策、来年4月から―警察庁
万引き被害品の換金、許しません―。警察庁は16日、古物商が書籍やDVD・CDを買い取る際に、これまで不要だった本人確認を義務付ける方針を決めた。国民から意見を募った上で、古物営業法施行規則を改正し、来年4月から実施する。
古物営業法は、中古品を買い取る際に顧客の本人確認と帳簿への記載を義務付けているが、取引額が1万円未満のものは対象外としている。オートバイ部品とゲームソフトは、1万円未満でも例外的に本人確認の対象としていたが、換金目的の万引き被害が多い書籍やDVD・CDも新たに対象に加える。
本人確認に際しては、運転免許証などの提示が必要で、未成年者の場合は保護者の同意書なども求める。警察当局は本人確認が実行されているか不定期に立ち入り調査を実施しており、違反者には6月以下の懲役または30万円以下の罰金が科される。
日本出版インフラセンターによると、売上額に対する利益率が1%以下とされる書店業界は、万引き被害が経営に与える影響が大きい。漫画や写真集が換金目的で盗まれるケースが後を絶たず、大手古書買い取り店チェーンの一部では、すでに本人確認を実施しているという。
これからは本1冊でも本人確認が必要になるのか~。
これは正直手間だな。
しかし、万引き防止の歯止めの一つになることは間違いない。
当店でも怪しそうな場合は、極力声掛けをしてる。
しかし、まっとうなお客様だった場合は、失礼極まりないので、時には躊躇してしまう時もある。
中には新刊が出るたびに10~15冊位を買い、一読で売ってくれる方もいます。
この様な超優良顧客と換金目的の万引き犯との区別はすごく難しい。
電子書籍になれば解決するのか、ってそれではうちは困る。
2 Comments to "書籍、DVD買取で本人確認"
私はこの法令化には反対です。
免許を見せられたら断る口実が無くなります。
「あなたは怪しい」とは言いずらいです。
個人店では犯罪者から本を買ったばあいは営業停止をくらうことがありますが、大型店は絶対に処罰が下ることがありません。
水際で盗品防止を呼び掛けないアルバイト主体の大型店の絶対的有利になりかねません。
長々とすみません・・・
>カラス店長さん
コメントありがとうございます。
私もカラス店長さんの言うこともごもっともだと思います。
ただ、きちんと本人確認することで、足が付く可能性は高まります。
もし、単発的に万引き品を買い取っても、きちんと捜査協力できれば営業停止はくらわないのでは(←甘いですかね~?)
常習はまずいでしょうが・・・。
大型店が有利、と言うのはよく分かりませんが、
私は万引き品で生計を立てるなんて事は絶対したくありませんので、これで万引き品が大手に流れるなら言葉は悪いがむしろ歓迎です。
グレーな時に買取を断るのってすっごいストレスですからね~。
ちなみに私は、免許を見ようが見まいが「あなたは怪しい」と、そんなストレートには言えません。